着物

桐のたんすに憧れる~わたしの着物保管事情~

我が家は賃貸マンションに暮らしています。今のところは、いざとなれば引っ越せる身軽さが心地よく、賃貸派です。

そんなわたしの着物の保管事情。
本当は着物をしまう桐のたんすが欲しいけれど、いくつかのポイントに気を付ければ、何とかなっている、というお話です。

わたしは、普通の会社員にしては、着物を持っている方だと思います。
主には、着物好きな叔母からのお下がり。自分でも、若かりし日のボーナスで、新しい着物を仕立てたり、リサイクル品を買い求めたこともあったな~(遠い目)。

少し前までは、「着物好きたるもの、桐のたんすに着物を収納すべき!そうでなければ人様には保管事情を明かすべきではない!」と、これまた謎の価値観に縛られておりました。
(余談ですが、ふと、こういう価値観に気づくと、自分の中の、謎の頑固親父キャラを発見したようで面白いです。笑)

わたしの場合、現在は、
和室の押し入れに、ざくざくざく、と積み重ねて収納。
押し入れ用の、プラスチックの台みたいなものを入れて、2段仕様にして、畳紙に包んだ着物を積み重ねています。

和室がなかった以前のマンションでは、
クローゼットの上段の棚にざくざくざく、と重ねて収納していました。

小物は、帯揚げ、帯締め、それぞれ風呂敷に包む!完了!風呂敷万能!(笑)

着物と帯を何枚も重ねているので、
取り出しにくいし、下の方の着物が重さでつぶれそうで、ベストではないと思います。

それでも、着物を着る機会は限られているし、着物は洋服と違い、畳むとぺったんこになる仕様なので、畳み方を間違わなければ、ざくざく積み重ねても変なシワはつかずに、何とかなっている、という現状です。

これで6年ほど過ごしてきたので、万人におすすめはできませんが、多分大丈夫(笑)

そして、おそらく着物が傷まない理由は、大半の着物に、パールトーンという汚れがつきにくい加工を施しているからだと思います。(このような加工も、メーカーにより様々あるようです)
呉服屋さんによって、このような生地加工への見解は様々かと思います。

わたしが仙台でお世話になった呉服屋さんでは、パールトーン推奨派。
パールトーンを施していれば、よほどの汚れでないとつかないし、汚れても、安価にクリーニングできるので、
「汚れたらどうしよう」というお出掛けの不安を軽減できました。

あとは、着物には湿気がよくないそうなので、畳紙の厚紙は捨てる(と呉服屋さんに教わりました)、押し入れは適度に明け閉めする、湿度の高い季節は除湿剤をいれておく、たまに着物を出して確認する、
位かなぁと思います。

着物、というと、収納アイテムひとつをとっても、ハードルが高いと思うのです。
色んなハードルがあって、着物離れが進んで、着る人も、作る人も、少なくなる。
やっぱりそれは嫌だなと思います。

だから、わたしが「完璧ではない形でも何とかなっている」ということを発信することで、
「着物いけるかも?」と、誰かしらの心が少し緩んでくだされば本望なのです。

有名着物雑誌には、手の届かないような高品質アイテムがずらり。
「これでもいける」、「これでも代用できる」そんなゆる~い着物情報も必要かもしれません。

それでも本当は、着物用の桐のたんすが欲しい。
楽天で見たら、2~3万円代で、大きめのものも買えそうでした。
転勤族の我が家。新しい家具を買うのは個人的にハードルが高いですが、夫婦で納得できるものが見つかり次第、着物ライフをより楽しめる何かを発注したいと思います。

★恥ずかしながら、押し入れの一部。補正のタオルや足袋はとりあえずジップロックに入れています。

そして、押し入れを開けると、おかめ(笑)

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はるかふる
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