生き方

懐かしのプロテイン団子

信頼している通販サイトで、「ヘンププロテイン」という麻の実だけが原料のプロテインを買ってみました。シンプルな原料萌えです(笑)
麻の実は、栄養価も解毒作用も高く、こどもも食べられるそう。たんぱく質不足は気になるが、市販のプロテインは、そもそも種類が多すぎるし、よくわからないカタカナの成分を吟味するのも気が引けて買う気にならなかったのです。

商品には、プロテインを使ったレシピ数種類を紹介したチラシが付いていました。ブラウニー、美味しそう~♪でも、チョコレートないなぁ…。
一番簡単なレシピは団子。混ぜるだけ。これならいける!

プロテイン、甘味料(シロップ状のもの)、アマニ油をぐるぐる混ぜて、手で丸めて団子にするだけ。

★タッパーの中で調理の全工程を完結させるのだ!(笑)↓

 

ヘンププロテイン自体が黒っぽい色をしているので、その団子だけだと、ちょっと、あれなんです…うさぎの、コロコロした、あれ、みたいなんです…(笑)

なので、最後にきな粉をまぶして出来上がり。
今回は、沖縄で買ってきた黒糖シロップを使いました♪添加物が入っていない感に萌え~。

★沖縄で買ってきた黒糖シロップ。裏面の原材料を見るのが好き。↓

お味は素朴で美味しかったです。これなら安心してこどもにもあげられる♪

★お皿に盛りましたよ~。↓

プロテイン団子を食べて、娘にもあげて、ひととおりお腹も心も満足した後で「ん?これって…」と気づくわたし。

 

「プロテイン団子…ばあちゃんが作ってたやつじゃん!!!」

 

わたしの実家は、祖母と同居しており、(祖父はわたしが生まれる前に他界)母も自衛官だったため、放課後はばあちゃんと過ごしていました。

ばあちゃんもバリバリ農業をしていた訳ですが、母が帰宅するまでの夕方の時間は、わたしと弟のおやつを出してくれたり、なんとなく家にいてくれました。

(山形の地元では、祖父母と同居かつ、放課後はばあちゃんにお世話してもらうパターンは珍しくなかったように思います)

ばあちゃんの出すおやつのバリエーションのひとつに、”プロテイン団子”がありました。ほかには味噌おにぎりや草餅(近くに生えているよもぎで作るからすごい)、市販のお菓子や移動販売車で買ったパンなども。

“プロテイン団子”は、プロテインと水飴を練って棒状にし、金太郎飴のように切って、きな粉をまぶしたものでした。

団子作りの手伝いはしませんでしたが、練って、切って、の工程がまぁまぁ大変そうだったことや、出来上がると少し誇らしげで、わたしと弟に食べさせていたばあちゃんを、断片的に思い出します。そして美味しかった。

 

当時、プロテインは今のように流行っていませんでしたが、ばあちゃんは、プロテインもサプリメントも飲んでいたことを思い返すとなんだか笑ってしまうわたしです。
ばあちゃん、といっても、50歳くらいで初孫のわたしが産まれているので、バリバリ農業もして、孫の世話もしていた働き者の若いばあちゃんだったなぁと思います。

わたしのプチ健康オタクぶりは、ばあちゃん譲りなのかもしれません。

 

ばあちゃんのような、いろんな意味で働き者の女性には敵わないなぁ、という長年の思い。
田舎の長男の嫁、広い一軒家の掃除、親の介護、子育て、孫の世話、農業、親戚付き合い、お寺の用事やらをぜーんぶやるという人生。形は違えど、母も同じ長男の嫁として、同じようなものを背負ってパワフルに生きています。

そして、わたしはそういう人生を選んでいません。

そのはずなのに、ばあちゃんや母のように、「様々なタスクを同時にこなして、困難とも言える状況を乗り越えなければ女としての価値がない」くらいの強~い思い込みは、30歳を過ぎてもず~っとわたしにインストールされたまま。

だから、実家から遠い場所で、違う環境で生活していても、誰からも頼まれていないはずなのに、「ワンオペ育児をする、(好きでもないけれど)会社にも行く」と自分のできる困難さを手繰り寄せるように生きている気がしてきたのです。

ばあちゃんも母も素晴らしい。
その恩恵をわたしは十分に受け取ってきました。
本当にありがとう。
それでもわたしはわたしなのです。

時代は令和も2年目。令和の元号を聞いたとき、ぎりぎり昭和生まれのはずのわたしは、「わたしの時代だ」とひとり思ったことをここに記します(笑)

「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」美しい・心・文化、全てわたしの萌えワードなのです。現代を彩る「プラクティカル(実用的な)」とは相容れない、ほんわり、目には見えないけれど、そうそう、それなの、と勝手に感じるものたち。(もちろん実用的な恩恵もバリバリに受け取っています、ありがとうございます、と補足)

我が家の女達に受け継がれた、昭和・平成的な伝統の「困難乗り越えライフ」を、令和のわたし仕様の「ほわほわ萌え狂いライフ」に上書き保存するために、何をしたらいいだろう。

今のところ、今のわたしにとって一番のチャレンジである「はたから見ると生産性のない、好きなことしかしない主婦ライフ」を送ることが、一番の近道で、それ以外に道はないかもしれない、とさえ思うのです。

厳選した素材の高級ポテチを食べながら、今まで封印していたテレビドラマ(まずは科捜研の女)を観まくり、ゴスペルやら着物やら好きなことに熱量高く活動して、ブログを書く。

「人の評価とは無関係に幸せな母さんライフ」をインストールすべく、淡々と環境整備を行いたいと思います。

★いつぞやのひとりおやつ。クロワッサンも好き。

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