（本記事は2024年1月のメルマガ記事に加筆修正したものです）
2024年1月25日リリースの新曲「music」。
「music」にまつわるお話をお届けしています。
私はベーシスト推し。
今回の編曲は３曲目のオリジナル曲「センター」の
Ryosukeさんにお願いしました。
Ryosukeさんは、
商業作曲家の方で、いわゆる「プロ」の方。
「ココナラ」という
スキルマーケットでお仕事のご依頼をしているので
お話ししたことも
お会いしたこともないのですが、
丁寧でセンスの良いお仕事っぷりを尊敬しています。
（何歳なんだろう♡）
そして、ベーシスト。
個人的に
土台となるドラムと
ギターやピアノ系の上物楽器に挟まれた、
バランス感覚のいい陰の調整役こそがベーシストだと思っている
ベーシスト推しの私なので、
ここは外せません（笑）
アマチュアと組むか、
プロと組むか。
今回は、音楽制作で生計を立てている
いわゆる「プロ」に編曲をお願いしました。
プロとアマの件は、以前の記事でも書きました。
簡単にまとめると…
・日本では、
プロよりアマチュアの方が格上だと
解釈されることが多いが、
イギリスの階級社会をはじめとする
ヨーロッパでは、
お金に魂を売らない「アマチュア」の方が、
純粋さ・清貧さで
尊敬されることが多い。
・私自身は、
プロ・アマという言葉に縛られずに、
自分が辿り着いた「現在地なう！」
のポジションで
のびのびと強みを発揮できることを
精一杯やる。
という結論で、
プロアマ論争を締め括っていたのでした。
あれから約１年。
アマチュア要素の強い自分の音楽制作では、
プロの力を借りて補強するのが
今の自分に合っている気がしています。
発声などのトレーニングも、
もちろんプロの要素を十分に取り入れて。
市場にウケることを大きな目標とした「プロ」を目指して、
1曲に何十人もの大人が関わる
商業音楽に挑んでいくのは勝ち目がないし、
消耗するし、
（こっちはせいぜい数人の制作メンバー）
かといって、
「アマチュアこそ最高！」
って、
自分の殻に閉じこもって
「現世の実利」（お金とか賞賛とか）を
「そんなものはいりません！」
って拒否するのも苦しすぎるんですよね。
だから、
いいバランスで「いいとこ取り」して生きる
2024年からのわたしです。
やばい、編曲料金、追加？！
編曲の依頼では、
ピアノで打ち込んだメロディ、
大体のドラムとコード感を伝えるベース、
録音した仮歌をお渡ししています。
今回は、
ビート感をうまく伝えられずに、
編曲者さんに作り直してもらいました。
ビートというのは、
「音のパターンの基礎となる、一定間隔で繰り返される音を指す」
そうですが、
どんな「ノリ」になるのかを決めるものです。
編曲者さんは最初に
「ザ・ジャパニーズ王道ポップス」的なノリの
サンプルを作ってくださいました。
さすが、
プロの作るアレンジ。
確固たる世界観が完成されています。
が、私的に、
「何かが違う！」。
でも、聴けば聴くほど、
素敵な編曲に、これが正解な気がしてくる…
悩み狂っている時に
タイミングよくベースのレッスンがあり、
作曲家でもあるベースの先生にも相談。
何に悩んでいるのかを一緒に解析してもらい、
「あ、頭の中で流れているベースのリズムを
ちゃんと伝えていなかったんだ！」
と、ベースレッスン帰りの交差点で気づきました。
それをお伝えして、
無事にイメージよりもかなり素敵な
編曲ができあがったのでした（ほっ）
ギターやピアノなどの一見目立つ装飾音を変えるよりも、
ドラムやベースなどの土台となる
リズムやビート感を変える方が、
やっぱり大変。
なので、
危うく多大なお手間と追加料金がかかるところでした。
ものごとの土台は大事〜
そして、今の私には、
もうちょっと自分の意図を
しっかりはっきり多めに伝えておくというのが
大事な課題なのだと気付かされました。
（その時々で気付かされる自らの課題）
そんな経緯もありながら、
王道ポップスとはちょっと違った
素敵な編曲が出来上がりましたので、
どうぞお楽しみにしていてくださいね♡
（★ゴスペルクリスマスライブの様子。
今回は、バリバリ第二子妊娠後期に制作した楽曲。）
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