和のこと

こぎん刺し~青森・弘前旅行の思い出~

こぎん刺しは、青森県津軽地方に伝わる刺し子技法です。今日は「こぎん刺し萌え」のお話です(笑)

Googleで、「こぎん刺し」と検索すると、なんともモダンであたたかみのある可愛い図案や製品が出てきて、
いけない、いけない、ついつい見いってしまう。

「こぎん刺し」に出会ったのは、7年前の弘前旅行。子供はまだおらず、夫婦で弘前城の「弘前桜祭り」に出掛けたときでした。
それから、桜の時期の弘前は、我が家の定番旅行となり、子供を連れても2度訪れました。

↑「だてきみ」という青森のとうもろこしを食べる娘(笑)シートを広げてお花見できました。

東京ドーム10個以上の敷地の弘前城の園内で、咲き誇る桜も風情も見事、美味しそうな沢山の出店のなんともレトロな雰囲気、公園内でシートを広げお花見(宴会)をする地元の方々と観光客。(地元の方が沢山いるのがいいです)

とにかく広い異空間で、心がワクワク、そして緩むのを感じた覚えがあります。

宿泊したホテル近くの民芸店。
おそらくそこで、私ははじめて「こぎん刺し」に出会いました。

HP kogin.netによると、
「江戸時代後期、津軽の藩政により農民の着物は麻布に限られていたため
農家の女性達は荒い布目を糸で埋め、擦り切れを予防し保温性を高める工夫をしました。
やがて嫁入り前の娘達は布目に美しさを求め、菱形を主としたこぎん刺し模様を創作、
農閑期に家族の健康を願いながら着物を刺し綴りました。」
だそうです。

東北、寒いものね、山形出身だからわかります。すーすーする麻布しか使えなかったから、家族のために一生懸命縫ったのね、そしてこんなに美しい、泣ける…。

このストーリーと美しい製品だけで充分、「あ゛~(涙)」なのです。
このストーリーを噛みしめて、何時間も飲んでいられる感覚です。

写真は唯一持っているこぎん刺しのバッグです。弘前旅行2年目位のときに購入した気がします。
麻布のざっくりした風合いと、微妙な色合い、北欧っぽくも見えるデザインが大好きです。


↑外側裏面にファスナー付きポケット、中身の見えない巾着風、内側にもポケット付きで実用的。

以前、着付け教室(呉服屋さんで行われている教室)にこれを持っていったとき、
ベテランの店員さんから「あら、こぎん刺しね」と気づいてもらえ、
突然「こぎんトーーク」が始まって嬉しかったのも大切な思い出です。

今年は新型コロナウイルスの影響で、桜祭りも中止、我が家の弘前旅行も断念しました。
今朝のニュースでは、弘前市内で、新型コロナウイルスのクラスターが発生したとのこと。
弘前は、桜祭り以外にも、城下町の風情があること、色々な喫茶店でアップルパイの食べ比べができてお腹も満足なこと、など、とても魅力的な街です。

もろもろ落ち着いたら、また旅行で訪れて、こぎん刺しの小物を買い求めたいです。次はコースターがいいかな♪

郷土に根付いた民芸品も、旅の楽しみのひとつです。

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