音楽

「自分を大事にしちゃいけない」

(本記事は、2022年12月配信のメルマガ記事を
加筆・修正したものです)

岡本太郎展

先日、岡本太郎展に行ってきました。

マスクの下で
(う゛ぅ゛っ)と泣いたのが
会場で流れるビデオの中で
岡本太郎さんが放ったこの言葉。

「自分を否定するから乗り越えられる。
 貫ける。
 自分を大事にしたらいけないんだよ。」

 

声もおんなじ。

私がなぜ泣きかけたのかというと

「自分を否定するから乗り越えられる」

という点が、
自分の歌声について感じていたことと
リンクしたからでした。

 

私は地声と裏声の切り替わりがはっきりしている
声のタイプです。
(フリップタイプと言います)

 

流行りの歌でよく使われる音域で
声がひっくり返ることが多かったので
自分の声がコンプレックスでありました。

 

「歌ずきのカラオケ嫌い」

歌が好きなのに
自分の声にコンプレックスがあるから
歌が好きな思いを
長ら〜くこじらせていましたね(笑)

 

でも思ったんです。

コンプレックスがあるからこそ、
ボイトレを習ったり、
歌い方を考えたりと、
自分の声や歌に
より真摯に向き合えるんじゃないかと。

 

これが
「私歌うまいんです〜」
ってす〜んなり声が出る人だったら
悩まないしこじらせないし、
悩みやこじらせから何とか抜け出そうと
先生を探したり
練習したりしない。

(こんな人、いるのかな。妄想です。)

 

そう考えると、
「自分を否定するからこそ
 乗り越えられるものってあるなぁ」
と感じたのでした。

 

「自分を大事に」が
不正解になるとき。

「自分を大事にしましょう」
「ご自愛大事」

こんなメッセージは、
SNSを開けばこの世に溢れかえっています。

耳障り、いいものねぇ。

 

「自分を大事にする」
これはある意味「大正解」だけれど、
岡本太郎の文脈では「不正解」

「大事にしちゃいけない」

本当に大切なものを大切にするために、
その前にあるフェイクの甘えやエゴには
立ち向かえって言われているのかな。

 

きっと乗り越えられるから。

 

まぁ自分に厳しくだけいると
私の場合は落ち込みの沼に沈んじゃうので、

ときに自分に優しくしながら、
軽々と何かを乗り越えてみせたいと思います。


実は2曲目のテーマがこれなので
頑張って曲を仕上げているところです。

(★子に預けたら、もうカオスなキーボード↓)

 

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