(本記事は、2022年11月配信のメルマガ記事を
加筆・修正したものです)
1年前。
私の頭の中に
「作詞作曲をする」
なんてアイデアは
微塵もありませんでした。
「人様の作った名曲を歌うだけで
私は十分。精一杯。」
それどころか、
社会人になってから
ママゴスペルを始めるまで、
「歌が好き」
という気持ちを
10年近くも封印していました…。
「歌ったってお金にならない」
「所詮合唱部のひとりだし
カラオケで上手く歌えるわけじゃないし」
「歌が好きだなんて
こんな地味な私が恥ずかしい」
何ということでしょう…!
だいぶこじらせていますね。
大丈夫です。
こじらせていた思いも
外に出して
育てていけば
楽しいものに変わります…!
さて、
今回のオリジナル曲は
自分で作詞作曲、
コーラスのアレンジ、
レコーディングから、
編曲、イラスト、動画制作の依頼まで
ぜ〜んぶはじめて。
ほんとうに、
ぜ〜んぶはじめて!
それにしても、
YouTubeに発表して
「勝手デビューできちゃう」
って今っぽいですね。
昔と比べて、
やりたいことをやるための
ツールや人間関係に手を伸ばしやすいからこそ、
やる/やらないの選択をする
「元気があるか」
がとっても大事なんだと思います。
「元気があればなんでもできる!」
本日から
初めての音楽制作からの気づきを
配信してまいります。
(★今の私の肩書きを作ってみました。
いかがですか?↓)
あなたの目に見えぬ「強み」
知っていますか?
音楽の先生方との交流と通して、
自分自身の隠れた強みに
気付かせてもらう日々です。
「隠れた」
というところがミソです。
「音感がいい」
自分でも
音感が悪い方ではない
とは思っていましたが、
「別に絶対音感な訳ではないし…
人に言うほどでもないし…
私ぐらいの人ってきっと他にもいるし…」
と、華麗にスルーしてました。
それよりも、
「声量がある」
「技術が際立っている」
などの
「分かりやすい武器」に憧れがちです。
これらの分かりやすい強みに比べて
「音感がいい」
というのは、ちょっと地味です。
でも、
メジャーアーティストへの指導経験も豊富な
歌の先生方に
「音感がいいから」
と立て続けに誉められたことがちらほらあって、
「そうなのかなぁ。嬉しいなぁ」
と、
冷えた両手に温かいマグカップを握るように
その言葉をじわっと味わっていました。
よく考えると、
オンラインのボイトレを受講できているのは
合唱部で培った音感があるからこそ。
というのも、
「素早く転調を繰り返す発声練習を
すんなりできること」
がオンラインでボイトレを受講できる条件だったからなのです。
地味な強みの恩恵は、
実は気づかないところで
沢山受けとっているのかもしれません。
また、ボイトレの先生に
「大きくはこけてないんですけど、
今回はここがこうで反省してます…」
とゴスペルライブの振り返りをしていた時。
「っていうか、
大きくこけないって、
めちゃくちゃいいことですよ!
一番いいことですよ!」
と、先生が語気強めに褒めてくれたんです。
人から言われてみると
「そうだよなぁ。
“安定している“って
何よりの強みだよなぁ。」
と気付かされ、
それ以降、
「大きくこけない安定した私」
は、自分の強みとして
やっと認識されたのでした。
目立つパフォーマンスを支えるもの
音楽を見たり聴いたりするとき、
目立つパフォーマンスや特徴に目が向きます。
しかし、
その目立つパフォーマンスを
支えているのが
「基本的な技術のバランスがいいこと」
らしいです。
ピッチ(音程)
リズム
声量
など基礎的な部分が
「ある程度」バランスが取れていると
人は安心して
その人の歌を聞くことができるそう。
その土台の上に、
「表現力」という
キラキラしたものをのせる。
逆の例ですが、
「歌自慢のカラオケバトル」
といったテレビ番組を見て
「歌は上手いんだけど
ずっと見ていたい訳じゃない…」
と、心がざわざわしたことはありませんか?
これは、
基礎力の土台よりも
「表現力」が強すぎる場合が
多いからだそうです。
だから、
音楽では、
上手なところを伸ばすアプローチよりも、
苦手な欠点を平均点くらいに補うアプローチが
とても重要だそう。
学生時代のテストを思い出しますね。
もっと優しく強くなれる。
「音感がいい」
「大きくこけない」
地味〜だけれど
土台となっている自分の強み。
目に見えぬ強みを自覚できたら、
私みたいな人間は
もっと優しく強くなれる気がします。
陰で私を支える
目に見えぬ強み達も、
きっと喜んで小躍りしているはず(笑)
この文章を読んでくださっている
あなたも、
少なからず
そういう慎み深い素養があるような気がします。
と勝手に妄想申し上げます。
(笑)
そういう地味な強みって
自分ではなかなか気づけないし、
「大したことない」
って普通に華麗にスルーしちゃう。
気付いて背中を押してもらうには
色んな人と交流して、
自分のことを知ってもらうしかないんですよね、多分。
話す言葉は多くなくとも
ニコニコして話を聞いてくれる人。
事務的な役割をすんなり担ってくれる人。
決して目立つ役割でなくとも
いてくれると嬉しい、助かる。
そんな価値ってたっくさんありますよね。
今日はここまで。