日々のこと

ジグソーパズルの中のわたし

娘の習い事で
古典や小説の一節を暗唱する宿題があります。

今月は、
古典版エッセイの大ボス
「徒然草」を音読。

兼好法師の言葉では、

「心に浮かぶ色々なことを書き連ねていると
異常なほど狂おしい気持ちになるものだ」

ということらしい。

学生の頃、
「あやしうこそものぐるおしけれ」
というこの結びに

「え〜好きなことを書いているのに
なんでいきなりそんな気持ちになっちゃうの?」

という感想を抱いていました。

さて現在。

メルマガやブログを書いていて

「ん??」

という
霧?泥のようなモヤモヤの中を進んでいて

「あ、こういうことが言いたいのかも?」
「え、大丈夫?これ、大丈夫?」など心の中で
「うんうん」「ぐるぐる」
するのって、

大先輩も同じじゃん、
真っ当じゃんって
勇気づけられました(笑)

何かを生み出すのって
うんうんするものだから
そのプロセスも楽しみたいですね。

そして、
読み継がれている古典のリズムは
半端ない。

平家物語の
「祇園精舎の鐘の声…」
なんて、震えるほどかっこいいです。

ゴスペル大好きの
エセラッパー(←わたし)もびっくりの
リズムと韻の踏み方に
「はっ」とさせられます。

あわよくば
自分の文章にも
そのリズムを活かすヨー♡
イエイ!

 

さて、また前置きが長いですが
春休みに山形の実家に帰省して感じたことを
徒然なるままに。

(★あらゆる割れ目から伸びる草花に出会って
はっとさせられる春)

実家で感じた感覚

4月頭に山形に帰省しました。

1月に亡くなった祖父のお参り。

コロナで、
お葬式にも四十九日にも
参列できなかったのでやっと。

わたしが帰省して関わるのは
近しい親族がメインです。

両親、弟家族、近くに住む母の実家。

コロナ前から、
特に友人に会うこともせず
お家でのんびりして
蕎麦を食べに行くのが好き(笑)

田舎なので、
車通りもほとんどないし、
果樹園と田んぼに囲まれたような
わたしのふるさと。

 

「ちゅんちゅん」

スズメの声がクリアに聞こえるほど
静かな庭で感じたこと。

 

それは、

「たとえ歌が上手でなくても
ベースが弾けなくても
ピタッとハマってるな、わたし」

ということでした。

家族・親戚という小さな共同体の中で
「わたし」という存在は
多角的にちゃんと認知されている。

 

言うなれば、
わたしはジグソーパズルのピースのように
隣のピースと微妙な圧力で押し合って
その場にピタッと収まって、

ある分には何てことはないけれど

なくなってしまったら

「あれれ?どこ?」
と、違和感満載のパズルになっちゃう。

そんな感覚でした。

 

ついつい…

SNSをはじめとした
情報発信を続けて1年半。

会社を辞めて
音楽活動の幅を広げて1年。

フォロワーが多数いる影響力の大きい人、
プロのミュージシャン。

「すごいなぁ」
と感じる人を目にする機会は
少なくありません。

テレビを見ていてもそうかな。

 

自分が目指したい方向と
大枠でおんなじ方向にいる方々。

大いに参考にして
勉強したらいいのだけれど、
比べたらしんどくなることも。

SNSというツールに
手軽にアクセスできるだけあって、
昔よりも他者の情報が
入りやすくなっていますよね。

ついね、
意識を引っ張られることがあって
「わたしの存在価値って…」
と、ぼうっとしてしまうこともあります。

 

 

目の前の課題と
小さな共同体への意識

そんなときに帰省して、

「なんていうか
ちゃんとわたし存在してるじゃん」


ジグソーパズルを連想してしまったのです。

テレビの中、
ネットの中の「すごい人」には
いい刺激をいただいている。

その一方で、
自分の周りの家族、友人、サークル仲間など
小さな共同体の中の人たちが欠けたら
わたしは深い悲しみに襲われる。

その人たちが
決してテレビの中の
「すごい人」でなくとも、

身内が亡くなったら辛い。
習い事の先生が体調を崩したらとても心配。
友人が遠くに引っ越したら心細い。

 

わたし自身も、
周りの人たちにとってそう。

欠けたら違和感満載の
ジグソーパズル。

だから、
真っ先に大事にすべきなのは
小さな共同体の中の他人であり、
その人たちにとっての自分なのかなと。

実家という「ザ・ホーム」に戻って
この感覚を
「再起動及び強制インストール」された気がしました。

こういう場所って大事ですよね。
家族、職場、友人、云々。

 

自分が出現する
「ジグソーパズル」を何枚も。

ジグソーパズルの中の
どんなピースでもいいから、

自分が登場するパズルの場が
何枚かあるのっていいなぁと。

背景の空のふわふわした
何気ないピースでも、

キャラクターの目の部分などの
分かりやすいピースでも。

 

周りのピースからの微妙〜な圧力が
わたしの生きる糧かもしれません。

 

今あるパズルのピースの役割を全うする。
家庭、ライフワーク、
何とも素敵なパズルが沢山あることに気づく。

 

新たなパズルの枠が欲しいなら
作れるように一歩行動する。

やめたいことをやめる。

 

現状の不要なクセを
「強制リセット」してくれる
物理的移動っていいのかも。

ということでまた~!

 

★余談

「行動」と言えば、
こちらの本を読み始めてから
前よりもやりたいことに取り組めている気がして
ひとり喜んでます。

ベースの練習するまで、ついダラダラしちゃって
タイムアウトしがちであったわたしに
ぴったんこな一冊でした!

どうせなら脳みその特性を活かして
ストレス削減して生きていたい。
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